SAKEROCK「Songs of Instrumental」

いやー聴いた聴いた。1日で6回も聴いてしまった。聴きすぎ?
とりあえずインストとしてとにかく耳に馴染みやすく、飽きがこない。言ってしまおう。これ名盤!
星野源による詞・曲をハナレグミ(永積タカシ)がつるっと歌う「インストバンドの唄」から、SAKEROCKらしい曲、既存の曲のSAKEROCKバージョンを経て、一曲目のインストである「インストバンド」に着地。
厳密にはまだそこから2曲あるんだけど、その2曲は番外というか案の定おもしろ系統なので省いてしまおう。まあ、そういうおもしろも含めてSAKEROCKなんだけども。
一曲一曲こつこつ感想書いて、これがいいんだここの音がすばらしいんだ、何分何秒目のこの間がどうのこうの、などと書きたくもなるんだけど、それはしない。
そういうことじゃなくて、聴いたらすっと体に入ってくる音だから。そういう音なんだと信じている。生活にある音楽?生活にあるべき音楽?ああわからない、聴いてもらうのが一番早い。
曲調も幅広く、しんみりできる曲から揺れる曲まで幅広めに。ただ今回はしんみり系の割合が若干多めかもしれない。トロンボーンをボーカル的なポジションにフィーチャーし、「歌うインスト」的な印象は今回もあり。ただ、インストとして、と書いたけど、ボーカルありの曲も数曲。どれもこれも掴み所のないボーカルで、なんともすばらしい。あえて「スーダラ節」の星野源を一押しするけど、それ以外もめちゃくちゃ聴きやすいから。ほんとに。
しかしどんなボーカルもしっかり受け止めてしまう音というのもすばらしいと思うのな。
独特のユーモアをこめて音楽をやってる人たち、という感じは今回も健在。それでいて超本気な音づくりには本当に感服。すげえとしか言いようがない。
聴きながらどっか揺れられる曲のオンパレード。SAKEROCKは今後も期待大。