スクールランブル 第18話

「かれんの恋、まだまだ かれんの恋、ぼちぼち かれんの恋、そして…」

本日の脚本は丸尾みほ。実はまだ三回目の担当だったそうな。さてそんな今回のスクランですが、漢分(おとこぶん)を殆ど省く形で播磨の出番がなし。燃えアニメにして萌えアニメのきらいがあるこの作品にしては珍しいわけですが、まあそんな本編は安定した完成度。ラブコメ比率多めで、とことん一条と今鳥の話に割いていました。天満は軽いアクセントとして登場し、完全に狂言回しの役割に。しかしそれ以上に、沢近や美琴らといった他のメンバーの印象が薄い。それでも成り立ってしまうのが今回の話の凄さで、前々から積極的に積み上げてきたエピソードが開花していると思ったり。割とベタベタなラブコメになってるのに鼻につかない点も個人的には非常にありがたいですし(ラブコメとしてはもっとクサいぐらいが良いのかとも思いますが)。しかし、今回の一番の見どころはズバリ「ドジビロン」。本編にCGで挿入された時も飲んでいた茶を噴くかと思いましたが、ED!EDEDEDEDED!感動した!男が最初に感じるヒーローというのはやはり戦隊ものだと思っていまして、あの頃の記憶を彷彿とさせてくれましたよええ。しかもギャグとしても昇華させてしまった巧さ。わー絶妙だ。本編で燃えがなかったのはここに回していたからなのか、と思ってしまうほど、約一分半ひたすら燃えた。素晴らしい、ブラボー!是非もっとじっくり観たいので、DVDに入れてほしいもんです。その巻だけ買ってしまうかも。さて、ただ問題がひとつありまして、アニメスクランもあと8話しか残されていないということです。あちゃー。半年で終わらすには勿体無い佳作だと思うのですが、原作ストックの問題もあるのか……。どこで終わるのか、原作既読組の自分でも分かりません。どうなることやら。あと8話でまだビッグサプライズを仕掛けてくれそうな気がする。うわー楽しみだ。