吾輩は主婦である 第26話〜第30話

「ゆきお」「ねがい」「マンガ」「しずか」「サイン」

さすがにいつもの分量で一週間分まとめ書きする気力はいよいよないので、いつになくダイジェスト版で。
第26話「ゆきお」。ずーっと引きずってた話にひとつの区切り。というか、引きずってただけじゃなくて進展してたところがミソ。なんか絶妙なリアルタイム感。ミュージカルシーンは笑っていいのかよくないのか……。いいよな。でも、こういう形できりをつけるっていうのは面白いな。宮地雅子は出番少なかった。歌ってたし、随分目立ってはいたけど。今まで別に書かなかったけど、能世あんなってなかなかいろんな顔があるな。
第27話「ねがい」。漱石がもう、この上なくうっとうしかった。主人公がこんなネガティブに描かれることもそうそうないとは思うけど。これは多分「やっぱりみどりのほうがいいなー」って思わせる策略だろうし。でも、たかしが可哀想でしかたがない。漱石が気になってあんまり楽しめなかった気もする。高橋一生の外見は完全に宮藤官九郎そっくりだ。
第28話「マンガ」。浮世離れした話。それこそマンガみたいな話だけど、このドラマでそんなことをいうのは野暮か。相変わらず漱石はぶっ飛ぶほどうっとうしい。し、逆ギレ脚本もほどほどに、な完成度若干低下?ペヤングン登場からはアホすぎる展開に笑ったけど。通訳の喋り方とか、韓国語の歌とかいちいち面白いのな。
第29話「しずか」。初っ端からシチュエーションコメディの香りあり。全体的にそれっぽいテイストは色濃かった気がする。みどりと漱石の人格ザッピング、なんとも斉藤由貴の演技力なくして説得力なし。27.28話はこの回への布石か、みどりに戻ってくるシーンは確かにせつなさがあった。普通にいい話、再登場とでもいうべきか。後半は完全に昼ドラらしいホームコメディー。一筋縄ではいかないけどね。そこのところが面白いのか。
第30話「サイン」。30分枠でサブキャラもほぼ全員出してしまう贅沢な構造。とは裏腹に、案外地味な話。29話に続いて、ホームコメディーとしての色が強かった。とはいえ、ホームコメディと呼べる内容の笑いは少ない気がした。さっそく矛盾だけど……って、それでもなかなか面白いと思うのは力量か。これは宮藤官九郎でも同じことか。ゲストは猫ひろし、ストーリーに直接からまずとも圧倒的存在感。