Mの悲劇 第五話

脚本が凄い勢いで驀進中。しかし行き先、未だ見えず……って、そろそろ破綻の兆しが見えてきたような。まあ常識が通用しないこのドラマで、そんな突っ込みはもはや無意味なんじゃないかって気もしますが。さて、妹誘拐が今回のメインイベント(というと語彙があるけど)で、それを通していよいよ佐藤二朗扮する刑事が味方に付きかけて……やっぱりそうでもなかったと。美沙はとことん仕込んでるなあ。ここまで先読みできるなら、美沙は絶対衛を殺して完全犯罪成立させられるような気がする。まあドラマだからそんな展開はないけど。味方も増えてきたけど、いよいよ佐々木蔵之助扮する明が寝返りそうな雰囲気も。明が寝返ると、井澤健扮する部下も同じような動きをしそうなだけに怖い。あと、成宮扮する下柳はあっさり味方についてしまった。でもまた裏切らないとも限らない。何しろ成宮だし。ところで今回ですが、衛はやりたい放題してて、ついつい笑ってしまったり。後半の家宅侵入はどう言い訳しても犯罪だ。お前は泥棒の方を仕事にしなさい。おまけに予告で気になってた階段落ちは、突き落とされたわけじゃなく勝手に滑って落ちただけだ。なんだそれは。笑ってしまったじゃないか。まあ、ようやく折り返し地点ということで……これから後半戦突入ですが、ジャンルの概念を吹っ飛ばしてくれる面白さを楽しみにしていたり。