Mの悲劇 第八話

やべえ。やばすぎるよこれ。面白すぎる。美沙が急にしおらしくなった、とか先週書いたら今週出番が結構少なかった。一気に脇役化の流れなのかこれは。とにかく第八話の主役は久保明(佐々木蔵之介)。この男がついに、主人公である衛と激突の様相を呈しております。先週の最後で謎めいた引きをした下柳(成宮)も、あっさり白であることが明かされ、どうなるのかと思いきやこれですよ。ブチキレ明に戦慄し、やはりラストカットでは心の底から怖さを感じた。下手なホラーより怖いのは、やはり個性派俳優・佐々木蔵之介の所為か。対する薮本役の渡辺卓も上手いですな。小物なチンピラをうまく演じてるし。まあ、なんつーかこれって日曜劇場だよな?と再び疑問符がついた感じ。少なくともこれ観て、家族でほのぼのは出来ないです。まあ盛り上がることは出来るだろうとは思いますが。こうなると、やっぱり前半より最近の方が面白いです。復讐ものとして開始前に宣伝したのは、ひょっとすると失敗だったのでは。とにかくミステリであり、ホラーとして変貌を遂げたMの悲劇。来週は子供時代の話も絡んでくるようで、第一話冒頭がここに来て活きてくるとは思わなかった。でもあと二話しかないんだよな。いや、まだあと二話もあるのか……。
そういえば音楽いいなあ……。なんかサントラ欲しくなってきた。