スクールランブル 第25話

「占田♂(ポーッ!プワーッ!ギュイーン!)」

脚本は吉田玲子。大胆な原作再構成。こういう仕事をさせると、吉田玲子という脚本家はかなり上手いとか。この人の携わった作品をほとんど拝見していないので、正直なところどうなのかわかりませんが。まあ、今回のを見てみたところ、今回のこれは成功でしょう。巧みに繋いでます。
きっちりストーリーを収束に向けて動かしながら、遊ぶところはきっちり遊びまくる、スクランスクランたるところは、第25話にしてもまったくパワーダウンすることなく炸裂。むしろ、詰め込みまくっている中に遊びを取り入れてみせる手法は、ここにきてついに極められたといってもよいほどだと思う。
賛否が分かれている原作再構成は、個人的には面白かった。同時進行で見せていく形にすることで、テンポも多少良くなっているように思うし。端折った部分が多すぎるのは残念ですが……。ただ再構成した結果、登場する人物が少なくなってしまった。沢近が出ないなんてのは珍しい!最後に唐突にオリジナル展開。オープニングのUFOはそういうことだったのな……と少し感動。息の長い伏線だな。
演出遊びすぎ。無駄にこだわったオープニング、サブちゃん風演歌、偽オープニング(エンディング)……ほかパロディも片っ端から気合い入ってます。スタジオコメットの職人芸になりつつある、無意味なCGも。ドジビロンのときも度肝を抜かされましたが、今回もすごい。次回予告で、第一話の冒頭を使ってみせる演出もうまい。
来週、ついに最終回。やっぱり天満と烏丸をメインに据えるのか?播磨絡みのエピソードはどうやって解決させるのか?来週30分でどこまで処理しきれるのか?オリジナル展開に原作展開を和えた結果は?気になるけれどすごく楽しみ。ってなんじゃこのサブタイは!?