スクールランブル 第26話(最終回)

「突然の『さよなら』…迷い込んだラビリンス…あなたはだれ?…教えて。『すれちがい』『片想い』とどけ、ボクの気持ち。とどけ、ワタシの想い。たぶん一度しかない季節、青春の1ページ。これが最後のチャンス、確かめたい…キミの気持ち。伝わる言葉、伝わらない想い。あの日の告白、永遠の一日、だけど…いつまでも続いていく、わたしたちの『いま』。そして明日へ…『スクールランブルフォーエバー』」

脚本はときたひろこ。演出・絵コンテは、第一話以来となる高松信司。まあ、監督としてずっと携わっているんだけど。

うおおおお!終わってしまった!火曜日の楽しみが!!!ってなるぐらい、正直この作品が大好きだったのです。火曜日は一日中落ち着かなくって、放送一時間前からすごい昂揚感に襲われていました。というか、俺の人生の中ででかい作品になったことは間違いない。って、そんなことはどうでもいい。

最終回だけに凝った構成でした。シリアスなのかコメディなのかわからないだけじゃなく、結局これはどういう結末なのか、頭の中で整理ができていません。漫画オチ→夢オチ→夢オチ→???で終わったわけですけど、ここまでされると観てる方はたまったもんじゃありませんw(もちろん、いい意味でね)原作以上に凝った構成になっていて、流石シリーズ構成ときたひろこ&監督高松信司。原作を再構成して、更にオリジナル展開も含んでも破綻がない。

もう、何というか、書いてて訳がわからんのですよ。最終回とは思えないかき乱しっぷりだったわけで……。ただ、とにかく面白かった。30分間すごく凝縮されていて、テンポもよかった。原作好きとして、個人的にまったく違和感がなかったのも評価できる。というか、今まで観てきたアニメの中で最も完璧に近い最終回だ!

ところで原作者の小林尽、色々アニメに関わってますな。第25話では「船員F」役で声優として出演していたし、最終回に至っては原画&動画スタッフで参加。贅沢だなあ。こんなにアニメ製作に介入する原作者も珍しいんじゃなかろうか。

きっちり遊んでいるところもスクールランブルで。提供柱も最後まで遊んでたし(ドリフ分からない人多いんじゃないかな……)、それだけじゃなく、まあ、構成全体が遊びだといっても過言じゃないですけど。でもきっちり遊びながら、最終回として締めているあたりが、またスクールランブル。でも、サバゲ編の予告なんて見せられたらもう……わざわざ作ってるし……。深夜枠でもOVAでもいいから続編を!第二期を!

スクールランブル・フォーエバー!!!