フタコイ オルタナティブ 第3話

エメラルドマウンテン・ハイ」

やはり第1話はつかみにしか過ぎなかった。やっぱり凄いわこのアニメ。脚本・演出・役者の三点が完成しきっているということは、もはや言うまでもなし。このクオリティは、今期の他のアニメの追随を許さない。
非常に切ない回でした。愛・舞姉妹と沙羅双樹姉妹の対比、その間にいる恋太郎の存在が大きくクローズアップ。三人でいることの幸せ、それを踏み越えようとしたための崩壊。見つからない携帯電話と、売り切れの缶コーヒー(エメラルドマウンテン)。今までの二話は沙羅双樹をメインに据えていましたが、今回は愛・舞のふたりが、沙羅双樹を食う形で前面に。恋太郎とは違う、別の男の存在をまったく出さないのも上手い演出だと思いました。視聴者に想像させることを忘れていない。深読みしたくもなるんだけどね。
でもやっぱり、賛否両論が分かれるのは間違いないんだろうなあ。萌えアニメ萌えアニメらしさっていうのを意図的に残している部分もあるけど、ストーリーの主軸は萌えアニメからかけ離れたところに既に行ってしまっている。
オープニングのアクションが本編で見られるのはいつかな、などと、もはや叶わないような望みを呟いて、次回待ち。すごく楽しみです。