タイガー&ドラゴン 第3話

茶の湯

演出が金子Dから片山Dに。そういえば、この人も木更津スタッフのメンバーだっけか。演出が変わると多少テイストも変わるってもんで、今回は今までのものとは趣向が異なっていました。もっとも、それは脚本の味も違ったってところも大きいんだろうけど。
皮肉や風刺やらを扱ってるのかな、と思う瞬間がちらほら。もともと「茶の湯」がそういう落語なのかという考え方はちょっと穿ちすぎかな。でも、そんなエッセンスを巧みに取り入れながら人情話して、そしてきっちり古典落語に着地しているのは、やっぱり流石だなと思いました。あとは、色々書き所(それこそ、皮肉とか風刺とかにまつわること)はあるんだけど、割愛!ただ、合う合わないは分かれるだろうなとは思った。
気になったといえば、今回「茶の湯」を微妙に部分取りしていたのは気になった。だからいろんな解釈が出来るんだぞ、と言われれば、まあそりゃそうだなって話だけど。だから着地点は「茶の湯」なんだけど、リンクの度合いが浅かったかなという気はしないでもない。
荒川良々扮するジャンプ亭ジャンプ、濃い。こいつも「茶の湯」に絡んでくるのかと思っていたら、そうじゃなかった。ただのミスリードじゃなく伏線になるのかな、と思ったりしている。高田文夫がちらっと出ていたけど、今後も出るんだろうか。だとすれば、高田&荒川って手がつけられねえぞ!いいのか!?ゲストの大森南朋、相変わらず上手かったです。でも、俺はこういう役の大森よりはちょっと丸い感じの役のほうが好きかな。
来週は権助提灯。俺はこの落語、名前すら知らなかった……。ゲストは森下愛子。ああ、いつものクドカンメンバーからの登場か……と思っていたら、なんか京都弁喋ってる!

落語・予習復習!