吾輩は主婦である 第14〜17話

  • 脚本:宮藤官九郎
  • 演出:木村政和(14,15話)、高成麻畝子(16,17話)

まとめて。第14,15話は不倫騒動(というと違うか)の、顛末。非常にしょーもなくて、非常に痛快で、なんか知らないけど最終的にちょっといい話に仕上がったのには驚いた。というか、ひとつのエピソードの終わりに下ネタをもってくる構成はもうコメントしようがないです。いい仕事してんな、おい。しかし、特攻服着たりする流れは腹がよじれるかと思った。映像で見ないとわからないあの面白さ。夫役のレッド吉田、豹変のシーンは「ん?」と思うも、総じてナイス助演。あとは意外と脇役ポジションでもよさげな漱石キャラ。
第16,17話。16話ラストの構成にはもう感動した。わけわかんないけど、わけわかんないなりにまとまってた。しかし、ギャグとか仕込みまくりながらも普通に今週一週間のフリになってるのな。原史奈はいるだけで独特の雰囲気をかもし出せる貴重な人材でしたとさ。第17話、なんかシリアスの片鱗が見え隠れ。ここにきて陰鬱なシーンもみえてきた、が、その直後に笑いを持ってくるあたりに思いやりを感じた。あとそろそろ、喫茶店のほうも動きが出てきた模様。こっちにも注目な。新登場の岡田義徳、まだ出番少なくてわからない。今後わかりやすく目立ってくれると、面白そう。坂巻恵介、声の裏返り方といいたぶん完璧。演出も手伝って、いい気まずさが出ていた。