マツケンサンバスペシャルコンサート2006

2006年6月15日/三重県総合文化会館・大ホール

初めてライブ松平健。年齢を感じさせない動きのキレに脱帽し、2時間の公演なのに休憩挟んじゃうとこに年齢を感じる。正直、個人的には2時間中30分を観に行った感じ、ですかね。
というのも、演歌の分量が予想以上に多くって。これがここんとこ睡眠時間4時間で来てる俺にはきつかった。もう少し長かったら、まず確実に落ちていたであろう。でも、大音量ガンガンの部分はもう大爆発。そこだけテンション急上昇。
とはいえ演歌でも振り付けが結構細かくついていて、そういう意味ではかなりダンス多め。真島茂樹の粋なはからいか?しかし女性的な振り付けも女性的にしっかりこなすところにはさすがに驚いた。手先の動きまでこだわってて、こりゃかなり練習積んだな!と思ったり。で、もちろんダンサブルな楽曲はかなりハード。着替えも超短時間に、ほとんど踊り倒し。こりゃ休憩も挟むわ。
マツケンサンバ3部作(現段階で)の完成度の高さを再認識。特にIIとIII*1は一瞬で会場が熱くなる。なんか最終的にはほぼスタンディングオベーション。照明もミラーボールわざわざ使ったりして、本当におもしろい。上様に釘付けです。歌い踊る50代。しかも本職は大御所俳優。マツケンサンバの破壊力は半端ない。エネルギー爆発!あと新曲の「マツケンのAWA踊り」が予想以上に秀逸だった。ライブで聴いても非常にしっくり来る。こういう形の曲は本来松平健じゃなくても出せると思うので、こういうどこか伝統に敬意を払っている一曲を、どこかで若いやつらにやってほしい。しかしこのAWA踊り、本当にいいですよ。
2時間通してフルにマツケンの魂を感じたり。トークでは宣伝までやってしまう遊びぶり。全部フルスイング、エンターテイナーの底力に愕然。

*1:ともに宮川彬良作曲