吾輩は主婦である 第24話

「ふざい」

• 脚本：宮藤官九郎
• 演出：坪井敏雄

よく出来たシチュエーションコメディ。宮藤作品だけど、なんか印象としては三谷幸喜作品っぽいかも。場面が家の中で固定されていて、そこで起こる出来事だけを描いてる感じ。回想とか使って少しずつ情報を小出しにするとか、構成はミステリを思い起こさせるそれ。
だからといってミステリではなく、時事ネタからベタなギャグまで取り揃えたコメディの見本市状態。下ネタはないに等しかったので、家族で見れる範囲内かな。しかし少人数の登場人物で見せているので、いつになくテイストは舞台寄り。大人計画の面子で上演できそう。まあ、池津祥子はいるけど。
とにかくテンポが良くて面白かった。こういう実験みたいな回を混ぜるのも逆ギレ脚本だからなのか。というか毎日思っていたけど、予告がここまで意味を成さないのも珍しいな。30分枠なのに。